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腰痛

腰痛でお悩みの方へ

腰を押さえる女性

若年層から中高年まで、非常に多くの方を悩ませている「腰痛」
長年痛みが続いているため、中には改善を諦めている方もいるのではないでしょうか?

ひとくちに腰痛といっても原因はさまざまです。
病気によるものは、医療機関での治療が必要になるでしょう。
しかし、日常生活の積み重ねから起こる腰痛は、整骨院の施術やセルフケアで改善していくことが可能です。

痛みが起こるメカニズムを理解して、適切に対処していきましょう。
ここでは、腰痛の原因と当院の施術内容、自身で行える対処法・予防法を詳しくご紹介しています。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • 長年腰痛が続いている
  • 腰痛の原因が分からない
  • マッサージを受けても改善しない
  • 腰痛で寝起きに時間がかかる
  • 腰痛の改善を諦めかけている
  • ぎっくり腰にならないか不安がある

腰痛とは?腰痛の症状と原因

腰の役割について

腰

腰部とは、おもに腰椎から骨盤にかけての部位を指します。

●腰の構造

脊柱は24個の椎骨が積み重なることで構成されています。
その中で、一番下部分の5個の椎骨が「腰椎」です。

一方の骨盤は、下腹部やお尻あたりにある骨格です。
仙骨(骨盤後方の平たい骨)、尾骨(仙骨の先にある小さい骨)、寛骨(骨盤の左右にある骨)の3種類の骨から骨盤は構成されています。

腰椎・骨盤といった骨格と、背筋、臀筋(お尻の筋肉)といった筋肉をあわせた部位が「腰」になります。

●腰の役割

・身体の土台

腰は身体の中心に位置しており、土台として上半身を支えています。
また、骨盤は大腿骨(太ももの骨)とつながり股関節を構成しているため、日常動作時に地面からくる衝撃を緩和する役割も担っています。

・動作の起点

「前屈みになる」「身体を反らす」「ひねる」といった動作は、腰椎が大きく動くことで可能になっています。

上記に挙げた「身体の支持」「運動の起点」が腰部のおもな役割です。
また、脊柱・骨盤といった骨格には、次のような役割もあるといわれています。

・神経や内臓の保護

背骨の後方には、脊柱管と呼ばれるトンネルがあり、その中を脊髄(中枢神経)が走行しています。
また、骨盤の中には生殖器や腸といった内臓が収められています。
背骨・骨盤は、それら神経や内臓の位置を支えるとともに、外部からの衝撃を緩和する役割を担っています。

特徴とおもな症状について

腰を押さえる女性

一般的に腰痛というと、腰のまわりに鈍痛や張り感、不快感などが生じた状態を指します。
何かの病名ではなく、頭痛や腹痛などと同様に、症状をあらわした言葉になります。

●腰痛の特徴

腰痛の多くは、原因不明の「非特異的腰痛」だといわれています。
腰に痛みや違和感があっても、医療機関の検査では原因がみつかりません。
しかし、骨折や内科的な病気などは特にないため、おもに筋肉の問題が考えられています。

一方、検査によって原因を特定できる「特異的腰痛」も中にはあります。
特異的腰痛の原因としては、おもにヘルニアや狭窄症といった脊柱の病気が挙げられます。

具体的にどのような原因があるのかは、下記にて詳しくご紹介します。

●腰痛の症状

・痛みや張り感

腰部周辺に生じる、痛みや張り感、重だるさなどが腰痛のおもな症状です。
腰全体が痛む場合もあれば、左右どちらかに症状が現れる場合もあります。

・動作制限

「前屈みになる」「腰を反らせる」「腰をひねる」といった動きが、痛みで制限されやすいです。
どの動きがやりづらくなるかは、患者様によって異なります。

また原因によっては、腰痛にともない次の症状がみられる場合もあります。

・しびれ

腰から下肢にかけて走行する神経が圧迫されて、しびれを生じる方がいらっしゃいます。
お尻や太もも、ふくらはぎなど下半身に痛みやしびれが生じた状態「坐骨神経痛」といいます。

・急性腰痛

予兆もなく突然激しい腰痛に襲われる場合があります。
一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれており、1週間〜数週間ほど強い痛みや動作制限が続きます。
※詳しい原因や対処法については、ぎっくり腰のページをご参照ください。

・腹痛、血便など

何らかの内臓の病気から腰痛が起きている方では、腹痛血便血尿嘔吐などをともなう場合があります。
命にかかわる可能性もあるため、早めに医療機関に行くようにしてください。

腰痛になってしまうおもな原因

不良姿勢で腰を痛めた女性

腰痛の多くは、原因がはっきりとしていません。
しかし、次のようなことが腰痛に関連するといわれています。

●腰痛の考えられる原因

医療機関で異常がみつからない腰痛は、おもに「筋肉の疲労」が痛みの原因だと考えられています。
疲労がたまると、筋肉の柔軟性が低下していきます。
それにより周辺の血管が圧迫され、血行不良を起こすことで、腰のまわりに発痛物質が蓄積してしまうのです。

日常生活において、腰に疲労を溜める原因は、おもに次のことが挙げられます。

・不良姿勢

本来の背骨は、横からみると頚椎と腰椎部分が軽く前弯しており、全体的にS字のカーブを描いています。
ゆるやかに湾曲することで、上半身にかかる負担をうまく分散しているのです。

しかし、腰椎の湾曲が強くなった「反り腰」や、背中が丸くなった「猫背」の方は、背骨のバランスが崩れています。
それにより、腰まわりの筋肉に負担がかかり、腰痛につながりやすくなります。

特にデスクワークやスマホの操作、車の運転など、長時間同じ姿勢が続くほど、腰への負担が蓄積してしまいます。

・体重増加

身体が重たくなると、その分腰椎や周辺の筋肉にかかるストレスが増加します。
また、反り腰猫背のように姿勢が悪くなっている方では、より腰痛のリスクを高めてしまいます。

・運動不足

運動不足の方は、筋肉の柔軟性が低下しやすくなります。
また、運動不足によって体幹を支える筋力が弱くなることも、腰痛の原因に挙げられます。

・過度な運動

動きすぎにより、腰に疲労を溜めてしまう場合があります。
特に前屈やねじる動作は、腰部にストレスをかけやすいです。

・身体の冷え

身体を冷やすと、筋肉がこわばってしまいます。
また、冷えがストレスとなって自律神経のバランスを崩すと、腰部の血行も悪くなりやすいです。

腰の痛みを伴う病気について

腰に痛みをおぼえた女性

特異的腰痛では、例えば次のような病気が原因に挙げられます。

●腰椎分離症

腰椎が分離してしまった状態です。(疲労骨折に似ています)
幼少期に野球やサッカーなどで身体を頻繁にひねっていた方が腰椎分離症を起こし、大人になった際にすべり症に変わるケースもみられます。
分離症では、分離した腰椎にストレスがかかる、腰の伸展(反らす動作)にて痛みが誘発されやすいです。

●腰椎椎間板ヘルニア

椎骨の間でクッションの役割をしている椎間板に亀裂が入り、一部が後方に逸脱した状態です。
飛び出した椎間板で周辺の神経が刺激され、腰痛とともに坐骨神経痛(下半身の痛み・しびれ)をともなう場合があります。

●脊柱管狭窄症

加齢にともなう脊柱の変性により、脊柱管が狭くなってしまう病気です。
ヘルニアと同様に、腰痛や坐骨神経痛がおもな症状になります。
ヘルニアでは「前屈動作」、狭窄症では「後屈動作」で症状が誘発されやすくなっています。

腰痛のおもな施術法

身体の状態をチェックされる患者

腰痛の患者様に対して、当院では次のような施術を行います。

●カウンセリング

施術の前に、カウンセリングで身体の状態を確認します。
身体のゆがみや可動域のチェックを行い、痛みの根本的な原因を探していきます。

●手技

カウンセリングの情報をもとに、施術を進めていきます。
腰痛に対しては、おもに手技によるもみほぐしを行います。

腰痛の原因が、腰にあるとは限りません。
そのため、手で全身を触りながら施術する「全身矯正」がメインとなります。

●セルフケアのアドバイス

患者様の状態にあわせて、自宅で行えるストレッチトレーニングの方法をアドバイスします。
施術とセルフケアを一緒に行うことで、より腰痛の改善を促進できます。

腰痛の対処法と予防法

ストレッチをする人

自身でも腰痛の改善や予防を図ることは可能です。
例えば、次のようなケアの方法があります。

●ストレッチ

筋肉の柔軟性を高めるため、ストレッチを行いましょう。
腰痛には、お尻太ももまわりのストレッチが有効といわれています。

●正しい姿勢をとる

背骨のS字カーブが崩れないよう、正しい姿勢を意識しましょう。
軽く胸を張り、骨盤・肩・耳の穴のラインが直線上に並ぶ姿勢が理想とされています。

●温める

慢性的に腰が痛む方は、身体を温めるようにしましょう。
「蒸しタオルやホットパックを腰まわりに当てる」「入浴する」といった方法があります。

●適度な運動

運動不足は、全身の筋肉をこわばらせてしまいます。
20分程度のウォーキングで構いませんので、毎日の運動を習慣にしておきましょう。
また、腹筋背筋といった体幹の筋力を鍛えることも、腰痛の改善・予防に効果的です。

腰痛に関するQ&A

整骨院で腰痛の対応をしていますか?

自費にはなりますが、整骨院の施術で長年続く腰痛の改善を目指せます。

腰痛に保険は使えませんか?

痛めた原因や日時がはっきりしているぎっくり腰であれば、保険を利用できる場合があります。

腰痛に対して、どのような施術を行いますか?

手技による全身矯正がメインになります。

腰痛はどれくらいでよくなりますか?

患者様によって施術期間はさまざまです。
まずは整骨院で身体の状態を確認してもらいましょう。

腰痛への施術は痛くありませんか?

筋肉が緊張してしまわないように優しい刺激で進めていきます。

腰痛の原因はなんですか?

ヘルニアや内科的な病気がない場合、筋肉の疲労が腰痛のおもな原因に考えられています。

腰は冷やしたほうがいいですか?温めたほうがいいですか?

慢性的な腰痛であれば温めたほうがよいといわれています。

腰をもんでもらっても腰痛がよくならないのはなぜですか?

腰に原因があるとは限らないためです。
整骨院にて、全身を確認してもらうことをおすすめします。

腰痛にストレッチは効果ありますか?

腰部を中心にお尻や股関節まわりのストレッチが有効とされています。

セルフケアの方法は教えてもらえますか?

患者様に必要なストレッチやトレーニングの方法などアドバイスいたします。

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